BASEとShopifyはどっちがいい?料金・機能・手数料から徹底比較【2026年版】

BASEとShopifyはどっちがいい?料金・機能・手数料から徹底比較【2026年版】
こんにちは、ECコンサルタントの陽葵です🌻
ネットショップを開設するためのサービスは多くあります。
その中でも日本で利用者が多いのが国産のBASE、そして世界的にシェアを伸ばし続けているShopifyです。
どちらもパソコンやスマートフォンからオンラインショップを簡単に作成できますが、プラットフォームの設計思想や想定するショップ規模が異なります。本記事では2026年時点の最新情報を基に両サービスの理念・料金・機能を比較し、ショップの成長段階に応じてどちらが適しているかを解説します。

はじめに

オンラインショップを始めるとき、最初に迷うのが「無料で始められるサービス」と「月額料金を払って本格的に運営するサービス」のどちらを選ぶべきかという点です。BASEとShopifyはそれぞれこの両極を代表する存在であり、初心者から年間数億円規模のEC事業者まで広く利用されています。
しかし両者の違いは単なる料金や機能の比較にとどまりません。


  • 設計思想・ミッションの違い:BASEは「Payment to the People, Power to the People」を掲げ、個人が自分の才能を価値に変えられる世界を目指しています。Shopifyは「Making commerce better for everyone(誰もが商売をしやすい世界に)」を使命とし、起業家が独自のブランドを世界に広げるための基盤を提供しています。

  • 料金モデル:BASEは月額無料のスタンダードプランと月額制のグロースプランを用意しており、Shopifyは月額制でプランをアップグレードできるサブスクリプション型です。

  • 機能と拡張性:BASEは日本語環境に特化したシンプルな操作性とアプリでの拡張を重視し、スマートフォンでもショップの編集ができます。Shopifyは50以上の言語と130以上の通貨に対応し、多数のテーマやアプリで高度なカスタマイズが可能です。

この記事では、ショップ規模や目的に応じた選び方がわかるように整理しています。

BASEとShopifyの「思想」の違い

BASEの理念

BASEを運営するBASE株式会社は「Payment to the People, Power to the People(ペイメントを、世界中の人へ解放する)」を掲げています。インターネットによって個人が主体となる時代が来ると信じ、「自分を楽しみながら主体的に生きていく“人生のオーナー”を増やす社会基盤をつくる」と宣言しています。そのため個人や少人数のチームがネットショップを始めるハードルを下げることを重視し、わかりやすいユーザーインターフェースや決済・物流のインフラを用意しています。

Shopifyの理念

カナダ発のShopifyは「Making commerce better for everyone(誰もが商売をしやすい世界にする)」という使命を掲げ、起業家が事業を始め、運営し、成長させることを容易にして独立を後押しすることを目指しています。開発者向けブログでは、問題をゼロベースで考える「ファースト・プリンシプル思考」に基づき、開発者やマーチャントが自由に機能を拡張できるプラットフォームづくりを目指していると説明されています。このようにShopifyは、世界中の起業家が独自のブランドを構築し、グローバル市場に挑戦するための柔軟性と拡張性を重視しています。


両者のミッションを比較すると、BASEは日本語圏の個人や小規模チームに寄り添い、ハンドメイドやスモールビジネスを支援する「民主化」の志向が強いのに対し、Shopifyは世界規模でのビジネス基盤として起業家の「独立支援」を重視していることがわかります。

BASEとは

BASEは2012年に日本でリリースされ、2025年11月時点で累計250万ショップが開設されています。メールアドレスだけで無料のショップを開設できる点が最大の特徴で、スマートフォンからも編集できるため初めてのネットショップ運営でも迷わず始められます。

BASEの主な特徴は次のとおりです。

  • ・初期費用と月額費用が無料のスタンダードプランを提供しており、決済ごとに3.6%+40円の決済手数料と3%のサービス利用料がかかる従量課金制です。売上が増えてきたら、月額16,580円のグロースプランに切り替えることで決済手数料を2.9%に下げ、サービス利用料を0%にすることもできます。
  • ・スマートフォンからでもショップ開設や商品登録ができる直感的なユーザーインターフェースを備えており、初めての方でもすぐにショップを公開できます。
  • ・必要な機能はアプリストア「BASE Apps」から後から追加できるので、標準機能はシンプルに保たれています。
  • ・日本国内向けの決済に強く、クレジットカード、コンビニ払い、後払い、PayPay、Amazon Payなどを一括導入できます。独自の後払いサービス「Pay ID後払い」を利用できるのも魅力です。
  • ・BASEには無料テンプレートに加え、買い切り型の有料テーマが多数用意されています。有料テーマは5,000円程度から購入でき、HTMLやCSSの知識がなくてもプロフェッショナルなデザインを実装できます。テーマは購入時のみ料金が発生し、月額費用はかかりません。
  • ・ショップオーナーの運営負担を減らすことを重視しており、AIアシスタントやアプリによって受注処理や集客の作業を効率化しています。

このように、BASEは個人や少人数のチームが手軽にネットショップを始められるよう設計されています。無料で始められる反面、売上が増えると手数料負担が大きくなりますが、これは固定費をかけないこととのトレードオフといえます。


Shopifyとは

Shopifyは2006年にカナダで誕生し、2026年現在では175以上の国で100万店舗以上が利用する世界最大級のECプラットフォームです。月額課金型であることから事業規模に合わせてプランをアップグレードでき、複数の言語や通貨に対応しているため越境ECにも強いという評価を得ています。

主な特徴は次のとおりです。

  • ・月額サブスクリプション型の料金プランを採用し、Basic(約3,650円/月)、Grow(10,100円/月)、Advanced(44,000円/月)などのプランが用意されています。Shopify Paymentsを利用すれば取引手数料が無料で、カード手数料は約3.25〜3.55%と低めです。
  • ・50以上の言語と130以上の通貨に対応しており、購入者の地域に合わせてストアを自動翻訳し、通貨換算を行います。これにより海外顧客への販売が容易になります。
  • ・テーマストアには無料・有料を合わせて100種類以上のデザインテンプレートがあり、Liquidというテンプレート言語とHTML/CSSで高度なカスタマイズができます。
  • ・アプリマーケットプレイスには数千種類のアプリが存在し、サブスクリプション販売、CRM、SEO対策、メールマーケティングなどの高度な機能を自由に追加できます。
  • ・InstagramやTikTokなどのSNSと連携して直接販売する機能やブログ投稿機能など、マーケティングを支援する仕組みが充実しています。
  • ・国ごとに異なる税金や送料計算を自動化し、海外配送ラベルやインボイスの発行も行うなど、越境ECに必要な機能が揃っています。

このようにShopifyはグローバル展開や売上拡大を視野に入れたビジネスに適しており、月額費用はかかりますが売上が伸びるほど決済手数料が割安になる仕組みです。


料金モデルの違い(サブスク型 vs 手数料型)

BASEの料金体系

BASEは基本無料の従量課金モデルを採用しており、商品が売れたときにのみ費用が発生します。スタンダードプランは月額0円で、決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかります。例えば10,000円の商品が1件売れた場合、決済手数料360円+40円とサービス利用料300円がかかるため、合計700円がBASE側の収益となり、残りの9,300円がショップの売上となります。売上が増えてくると月額16,580円のグロースプランに切り替えることで、決済手数料を2.9%に下げ、サービス利用料を0%にすることが可能です。特定の決済方法(PayPay・Amazon Payなど)は追加1%のサービス料がかかります。

Shopifyの料金体系

Shopifyは月額課金型の料金プランを採用しています。Basicプランが約3,650円/月、Growプランが10,100円/月、Advancedプランが44,000円/月(いずれも年払い換算)となっており、プランに応じて機能や決済手数料が異なります。Shopify Paymentsを利用する場合、カード手数料は約3.25〜3.55%と低く、別途取引手数料はかかりません。売上が増えるほどBASEより割安になることが多い一方で、月額固定費が発生する点は留意が必要です。

料金から見える選び方

売上が少ないうちは固定費をかけずに始められるBASEが適しています。月商が数十万円規模を超えてきたら1件あたりの手数料が重く感じるようになり、総コストを抑えるためにShopifyを検討するショップが増えます。例えば月商80万円の場合、BASEの手数料が約52,800円、Shopifyのカード手数料が約27,200円という試算があり、売上が伸びるほどShopifyの方がコストメリットは大きくなります。自社の売上規模と事業計画を踏まえ、いつプランを切り替えるかを検討することが重要です。

機能と拡張性の違い

標準機能

項目BASEShopify
ショップ開設 メールアドレス登録だけでショップを即日開設できます。スマホアプリから編集可能です。 登録後14日間の無料トライアルがあり、テーマと商品登録を行えばすぐに開店できます。
テンプレート数 無料のテンプレートに加えて買い切り型の有料テーマも多数あり、HTML/CSSの知識がなくてもデザイン性の高いショップを構築できます。 無料・有料合わせて100種類以上のテーマがあり、高度なカスタマイズに対応しています。
決済方法 クレジットカード、コンビニ払い、後払い、PayPay、Amazon Payなど日本の決済に強みがあります。 100種類以上の決済手段に対応しており、Shopify Payments利用時は取引手数料が無料です。
アプリ/拡張 必要な機能をアプリで追加する「BASE Apps」があり、日本企業のニーズに沿ったアプリが多いです。 数千種類のアプリがあり、CRMやメールマーケティング、サブスクリプション販売など高度な機能を追加できます。
マーケティング SNS連携やクーポン配布など基本機能がありますが、集客はSNSや広告を自分で活用する必要があります。 ブログ機能やSEO対策、SNS販売機能が標準搭載され、アプリで広告やメール自動化を追加できます。

越境EC対応

BASEとShopifyはどちらも海外販売に対応していますが、アプローチが異なります。

BASEは2026年3月に「かんたん海外販売」機能を標準化し、子会社のwant.jpと連携して海外向けの販売業務を代行しています。海外専用カートを通じて海外の顧客から注文を受けると、want.jpが国内で商品を代理購入し、ショップは国内配送と同じ手順で国内倉庫に発送するだけで海外配送が完了します。この仕組みにより、ショップ側で海外用の送り状や通関書類の作成、多言語での問い合わせ対応、返品対応、国別の送料調査など煩雑な業務を行う必要がなくなりました。AIによる国判定で海外専用カートを自動表示し、国ごとの送料計算や決済手段の提供を行うため、購入導線が途切れにくく、カゴ落ちを防ぎます。このサービスは追加費用なしで利用でき、海外で商品が売れた時のみ決済金額の5%が課金される仕組みです。


一方、Shopifyは50以上の言語と130以上の通貨に標準対応しており、ストア全体を自動翻訳し、購入者の地域に合わせて通貨を表示します。国別の税金や関税、送料計算も自動化され、海外配送ラベルやインボイスの発行を行えるため、国境を超えた販売に必要な機能が一通り揃っています。


BASEにも越境EC機能が標準搭載されたことで、海外販売のハードルは大幅に下がりました。ただし商品説明の翻訳はショップ側で行う必要があり、言語対応やブランド表現にこだわる場合はShopifyの自動翻訳が便利です。どちらも海外販売に対応していますが、運営の手間や言語面のサポートを重視するかどうかで選び方が変わります。

デザインとカスタマイズ

デザインに関しても両者のアプローチは異なります。

BASEはシンプルなデザイン編集を重視しており、テーマを選ぶだけでショップの雰囲気を整えられます。買い切り型の有料テーマを利用することでプロレベルのデザインを手に入れることができます。有料テーマは5,000円前後から購入でき、一度購入すれば追加費用はかかりません。HTML/CSSの知識がなくても「HTML編集アプリ」を使って色やレイアウトを調整できるため、ブランドの世界観を手軽に表現できます。


ShopifyはLiquidテンプレートとHTML/CSSを用いて、細部にわたるカスタマイズが可能です。100以上の公式テーマから選べるほか、コードを直接編集して独自のデザインを構築できます。そのぶん専門的な知識が求められたり、制作会社に依頼する必要がある場合もあります。豊富なテーマとアプリを組み合わせて、ブランド独自の世界観を追求したい場合はShopifyが向いています。


このように、BASEは誰でも扱えるUIと買い切り型テーマで手軽におしゃれなショップを作ることができます。Shopifyはデザインの自由度がさらに高い反面、学習コストや外注コストが発生しやすくなります。どちらを重視するかは運営者のスキルや予算によって変わります。

海外販売・越境EC

海外からの顧客をターゲットにする場合、両サービスとも対応策を用意しています

2026年3月にBASEは「かんたん海外販売」機能を標準化し、want.jpと連携することで海外専用カートを自動表示し、国ごとの送料計算や決済を行う仕組みを備えています。ショップ側は国内倉庫へ商品を送るだけで、want.jpが再梱包や海外配送、通関書類の作成を代行するため、越境ECに伴う専門的な作業が大幅に軽減されます。決済金額の5%という手数料を払うだけで利用できる点も魅力です。


一方、Shopifyは50以上の言語と130以上の通貨に対応してストアを自動翻訳し、購入者の地域に合わせて通貨を表示する機能があります。海外配送時の税金や関税、送料計算も自動で行い、各国向けのチェックアウト画面を用意するなど、越境ECに必要な機能を標準で提供しています。


このようにBASEもShopifyも海外販売に対応していますが、翻訳や多通貨への自動対応という点ではShopifyの方が便利です。BASEでは商品ページの翻訳をショップ側で行う必要がありますが、want.jpの代行により物流やカスタマーサポートの負担は少なくなります。どちらのサービスが自分のブランドの海外展開に合っているかは、取り扱い商品の種類や必要とするサポート体制によって判断すると良いでしょう。

ショップ規模別おすすめ

初心者・個人ショップ

  • BASEのスタンダードプランがおすすめです。初期費用・月額費用が無料で、売れなくても費用がかからないためリスクを抑えてスタートできます。テンプレート選択や商品登録が直感的で、デザインやコードの知識がなくても運営できます。趣味や副業レベルの販売を試したい方に最適です。

小規模ブランド(年商〜数百万円規模)

  • 売上規模が数百万円程度までならBASEでも大きな負担にはなりません。買い切り型の有料テーマを使えば低コストでブランドの世界観を表現できるため、予算を抑えたい小規模ブランドに向いています。 目安として、月商50万円前後を超えるとBASEのグロースプランを検討しやすくなります。さらに月商200万円前後を超えると、総コストや拡張性を踏まえてShopifyへの乗り換えを検討するケースも増えます。
  • ブランドイメージにこだわったデザインや海外販売、サブスクリプション販売などに挑戦したい場合は、Shopifyの方が拡張性が高く、多言語・多通貨対応や豊富なアプリで機能追加が容易です。

大規模EC(年商数千万円〜億円規模)

  • 売上が大きくなるほど従量手数料は負担になるため、手数料のみの観点で見るとBASEのグロースプランが適しています。
  • ただし、年商数千万円〜の規模で国内外で本格的に売上を伸ばしたい場合はShopifyがおすすめです。Shopifyは多言語対応・多通貨対応・豊富なアプリに加え、BtoB対応の選択肢もあり、規模の拡大に耐える機能が揃っており、海外展開や複数チャネルでの販売も視野に入ります。CRMやマーケティング自動化を駆使しながら長期的にビジネスを伸ばしたい方に適しています。

BASEからShopifyへ移行するケース

BASEからShopifyへ乗り換えるケースは、売上が増えて従量手数料が負担になったり、マーケティングやデザインの自由度に限界を感じた場合に多いです。月商が数百万円を超えてくると、BASEの手数料率が約6.6%+40円/件となり、Shopifyのカード手数料(約3.25〜3.55%)とのコスト差が顕著になります。また、海外展開やサブスクリプション販売など高度な機能を必要とする場合、Shopifyの豊富なアプリや多言語・多通貨対応が魅力です。BASEには商品や顧客データをCSVでエクスポートする機能があり、移行時のデータ移行も比較的容易に行えますが、URL構造が変わるなどSEOのリスクもあるため、移行タイミングを見極めることが重要です。

ShopifyからBASEへ移行するケース

ShopifyからBASEへ乗り換えるケースでは、「難しすぎて扱えない」「コストが高すぎる」といった運営負担や費用面が理由になることが多いです。Shopifyは高度なカスタマイズや機能が魅力ですが、それを活用するには設定や運営に関する知識が不可欠で、社内に専門のチームを置くか外部業者に委託する体制が必要になる場合があります。個人や少人数のチームで運営している場合や、月額費用やアプリの追加費用が負担になっている場合には、無料で始められて扱いやすいBASEに移行することで運営負担を軽減できる場合があります。BASEも有料テーマやアプリで機能を拡張できるため、小規模な運営体制であればBASEで十分というケースもあります。自社のリソースや費用感を考慮し、どのプラットフォームが長期的に負担を少なく運営できるかを判断すると良いでしょう。

結論:どちらを選ぶべき?

BASEとShopifyはそれぞれの思想や料金モデル、機能に違いがあり、どちらが優れているかはショップの規模や目標によって変わります。


BASEは初期費用がかからず、スマートフォンから簡単にショップを開設できるため、初めてネットショップを運営する人や小規模なブランドに適しています。買い切り型の有料テーマを利用することでデザイン性の高いショップを低コストで構築でき、グロースプランに切り替えることで手数料も下げられます。ただし、売上が増えると従量手数料が重くなることは認識しておく必要があります。


Shopifyは月額費用が発生しますが、多言語・多通貨対応や豊富なアプリにより、売上拡大や海外展開を目指す事業者にとって強力な基盤となります。プランをアップグレードするだけで機能が拡張でき、手数料も低く抑えられるため、長期的に規模を拡大したい場合に有利です。反面、専門的な設定や運営体制が必要になることがあるため、社内のリソースや予算を考慮することが重要です。


どちらのプラットフォームを選ぶかは、「今は何を重視し、将来どう成長させたいか」によって決まります。
無料で手軽に始めて経験を積みたいならBASE、海外展開や高度なマーケティング機能を求めるならShopifyが向いています


この記事があなたの判断の一助になれば幸いです。

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この記事を書いた人
陽葵(ひまり)
陽葵(ひまり)

WEBディレクター / ECコンサルタント 普段は企業のWEBサイトやECショップの運営をサポートしていますが、オフの日は愛猫と遊んだり、カフェでゆっくり過ごすのが大好き☕🐾
お気に入りのカフェで新しいメニューを試したり、猫とゴロゴロしている時間が最高のリフレッシュになっています。
そんな日常の中で感じた「ちょっとした気づき」も、お仕事のヒントになっています😊